姫と少年

 

この目に映るものが、

この手に触れるものが、

唯一絶対の現実であると、私は知っています。

それでも毎夜、明日目覚めたら真実が待っていると、

大人になっても、信じ続けているのです。

 

この世に神がいようと、

この世界総てが夢であろうと、

そんな事はどうでもいい。

今目の前にあるものが、俺の現実で。

この空腹が紛れもない俺の真実だ。